「雪見だいふくって夏の間売ってないって本当??」
コンビニとか大きいスーパーとかに行けばあるんじゃないですか?」
大きいスーパーも見に行ったんだけど、やっぱりないんだよ!!」
はい、この『雪見だいふく、夏の間だけお店にない事件』が気になりすぎたので調べてみました。
雪見だいふくについて
1981年に、当時アイスと言ったら夏に食べるもので、秋冬にアイスを食べる習慣がなかったそうです。
そんな時代にアイス=夏のイメージを常識を打ちこわすべく、秋冬にもアイスを美味しく食べてほしいという思いから雪見だいふくが誕生しました。
前年の1980年9月に、マシュマロにアイスクリームを入れた「わたぼうし」(青系のパッケージ)がヒットし、雪見だいふくはこれを元に開発された商品である
。
アイスをやわらかいお餅でつつんだ、とても斬新なアイディアです。
今ではロッテのアイスとしだけではなく、日本のアイスの中でもベストセラーになっているぐらい有名。
こだわり
なんといっても、冷凍してもふっくらモチモチとした食感があるおもち。
これはロッテ独自の製法で、特許も持っているそうです。
内容
- 雪見だいふく
お餅でつつんだアイスが2つ。
内容量は94ml(47mlX2個)
- ミニ雪見だいふく
保存に便利な、小分けになったミニ雪見だいふく。
内容量は270ml(30mlX9個)
値段
普通の2個入りは120~150円ぐらいで、スーパーとかもう少し安いところもあるようです。
カロリー
2017年現在、一個当たり82kcalになっています。
ガンガン食べちゃいそうですね。
雪見だいふくの賞味期限って??
雪見だいふくは賞味期限が見当たりませんでした。雪見だいふくの賞味期限がない理由は何なのでしょうか?
というのも、アイスクリームには賞味期限がないそうです。
ロッテのサイト【Q&Aよくある質問アイスクリーム】に説明がありました。
アイスクリーム類の場合、賞味期限はございません。アイスクリーム類は、-18度以下での冷凍保存の状態においては微生物は増殖しないこともあり、品質劣化が極めて小さく、安定している食品ということで賞味期限の設定がされておりません。
雪見だいふくの販売時期
2個入りは9月から5月までの冬季限定になっています。
9個入りのミニ雪見だいふくは一年中ありますよ。
ただ、お店とかではあまり見ないかもしれないですけど。
雪見だいふくは夏に売ってるのか?売ってないのか?
雪見だいふくほどの人気・有名商品をなぜ冬季限定で販売するのか?
ここにロッテのマーケティング戦略がありました。
※ただ最近は置いてあるお店もあるようです。
ロッテの雪見だいふくマーケティング戦略
まず、ロッテは雪見だいふくを他のアイスクリームと差別化しました。
他社メーカーは多くのアイスクリームを通年販売しているし、特に夏の時期に集中します。
雪見だいふくがこれら他社メーカのアイスクリームに埋もれてしまうと考えたのです。
そこで、あえて一番売れる夏ではなく、秋冬でも美味しく食べられるアイスクリークにしようとしたわけです。
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こういった、普通じゃない、他とは違う特徴を出すことによって、商品の差別化をしているのです。
お客さんは特別感が得られて、購入するようになります。
しかも最近では、寒い冬の季節にアイスクリームが定番になってきています。
これぞロッテが考えた逆の発想が的中したかたちです。
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雪見だいふくを美味しく食べるため
もう一つ、雪見だいふくが夏に売ってない理由は品質の問題があります。
本来、餅は低温にするとカチカチに固まってしまう。そのため、雪見だいふくは糖類やデンプンなどを加えて柔らかく口当たりがよいように加工されている。反面、気温が高い場合、餅はすぐに食べないとドロドロに溶けてしまいがちである。この食材から来る制約のため、販売は冬季が中心となっている。
夏は気温が高く餅がすぐに溶けてしまって、美味しく食べることが難しいということらしい。
「ミニサイズは通年売ってるじゃん!!」と言われそうですが、ボクの考えはミニサイズなので食べるのにそれほど時間がかからないから大丈夫、ということかなと思っています。